「わりぃな・・・・巻き込んで」



「いや別に平気だし・・・」



海斗が今何考えてるか知りたくて顔を見た



こいつ・・・あたしの傷探してる・・・・
あっ今度は考えた・・・・わかりやすっ(笑)



「−−傷付いてないのは避けたからだし」



「・・・はっ!!??」



ほら動揺してるし(笑)



「あんたわかりやすいよ?どうせ『なんでこんなに強いんだ?』ってとこでしょ」



あたしがそう言うと「すげぇ!エスパーだっ」て顔してる・・・



なんかこいつには嘘付けなくて海斗の疑問に答えていた



「強いか分かんないけど一応族の総長やってた。あと母親が元ヤン父親がヤクザ」




海斗はとんでもない事を聞いてしまったって顔してた



今は暴れたから『あたし』だけど普通なら『私』
あたしなりのけじめなんだ
総長だった事を知ってるのは誰もいない。



「そーゆー事で誰も知らないから言わないでよ?」



一応釘を打っておく。
あたしの本性知ったらみんな離れていく
だから・・・・亜美にも言ってないんだ



話す事がなくなったのであたしは帰ることにした



「んぢゃ学校で・・・ばぃばぃ♪」



最後はいつもの笑顔に戻し海斗を置いて去った



『どうなるんだよォォォ!!!!』




と海斗が叫んでいるのも知らずに・・・