「遥稀、馴れ馴れしくない?

この子びっくりしてるよ」


ふふふっと私の前の席に座っていた女の子が桜井くんに話しかけている


その子はすこし茶色に染めた髪をふわっとまいて可愛いより美しいが似合う女の子だった


「うるせーな和紗


びびってないよな?美桜」


「は、はい

だ、大丈夫です」

と勢いに負けて声が裏返って私は顔をあげられなくなった