いつから眠くなったのかしら、と遡ってみるとすでに年は跨いでいると思い出します。

もともとは眠れない体質だった私にとってその変化は劇的でした。



今だからわかるけどその頃の私は少し疲れ始めていたのかもしれません。


出掛けることが多くなって、友人関係も少しずつ変わっていって心休まる瞬間が減っていっていたのかもしれません。


だけど自分では大丈夫だと、楽しめていると信じていたのです。



だけど体は正直なものなのです。


日に日に眠る時間は長く、起きている時間は少なくなっていきました。


さすがに不思議に思って病院に行きましたが、体にはなんの異常もありませんでした。


実はそれがとても大きなストレスになりました。


明らかに普通じゃないのに、今までと違うのに、どこにも異常はない。


病院を回れば回るほど眠気は増していきました。


眠くて眠くて仕方がない毎日は頭の中がぐちゃぐちゃになっていくのです。