私は一日の大半を「眠って」過ごします。
とても浅い、浅い眠りを一日中繰り返しています。
もちろんこれに流され続けるわけではありません。
時には抗ってやるべきことを、やらなくてはならないことをこなすのも私の一日です。
しかしそれでもやはり私の眠っている時間は人の倍、人によっては三倍はあるでしょう。
それは羨ましい生活に思えるかもしれません。
そう言われたことも何度もあります。
しかしそれは決して微睡みのように優しいものではありません。
それはとてもとても厳しく、まるでナイフのように突き刺さる眠りなのです。
起きることができない生活を、あなたは想像できるでしょうか。
とはいえ、私も何も最初から「眠る」生活を送っていたわけではありません。
いつからこのような生活を送るようになったのか。
それを紐解くには、繊細な望遠鏡で少し私の心の中を覗いてみる必要があるようです。