「ねぇー、ちゃんと聞いてよー...うぅー..」

主がいなくなった白い部屋。

全開の窓にそよぐ風。

なびくカーテン。

時折日が差す窓際の床。

ベッドに縋る私。

昨日までこのベッドに寝ていたはあなたはもういない。
泣きわめく私は滑稽に見えるのだろうがそんなもの気にならない。

「あなたなんて嫌いよ..。急にいなくなるあなたなんて..」