「…やはり、か」 沈黙が埋めていた部屋に一層響くように聞こえた父親のその声はどこか残念そうに、自嘲するように聞こえる。 どう反応をするべきなのか。 少し困るようなその雰囲気に緊張からボールペンを握りしめると本日何度目かの大きいため息が聞こえた。