私の思考は、ここで途切れた

なぜならば、男の人達が名乗り始めたからである

まずは、近藤さんの横に座っている知的そうな人だ


「私は、新選組総長の山南敬助です。どうぞ、お見知りおきを」


(この人が山南さんか...
イメージしてたよりもカッコイイかも)


私は、そう考えながらもきちんと頭を下げた

お次は、横に三人一緒に並んでいるうちの一人が話し出した

皆様がお察しの通り...


「俺は新選組二番隊隊長、永倉新八だ。よろしくな、冷麗」


「俺は新選組八番隊隊長の藤堂平助ってんだ。気軽に`平助,って呼んでくれ。俺も冷麗って呼ぶからさ」


「俺は新選組十番隊隊長、原田左之助だ。よろしく」


の三人でした

そして、最後はというと


「新選組三番隊隊長、斎藤一。よろしく」


ほかの人達とは違い、正座をして背筋をしっかりと伸ばしていた。真面目な雰囲気を醸し出している


「歳と総司は、自己紹介したのか?」


近藤さんは、土方さん・沖田さんに訪ねた


「あぁ、したぜ」


「はい、しました」


「そうか、それならいい」


近藤さんはそれだけ確認すると、私を見てきた