「人に聞く前に自分から名乗るのが筋ってものでしょう?」


最もなことを言われ、何も言えなくなった

仕方が無いので、私から名乗ることにした


「私は、朝霧冷麗と申します。貴方は?」


私は、丁寧な口調で言った


「冷麗さん...ですか。僕は新選組一番隊隊長、沖田総司です」


「!?」


私は、固まってしまった...


「なんで固まるんですか?何かやましいことでもあるんですか??」


沖田さんの言葉で我に返り、否定した


「違います。新選組の沖田さんと聞いてびっくりしただけです!!」


「どうでしょうね」


沖田さんは、私の言葉を信じていないようだ...


「信じて下さい!!」


「まぁ、話は屯所で聞きます」