「キスされたって?え、なんで!ってか、どーゆー経緯で!」

「いや…昨日ね、プリント作るの手伝ってくれたんだよね」

「家まで来たの?」

「来たっていうか、送ってもらったの…それでご飯作ってもらってプリント手伝ってもらって帰ったんだけど…」

「ほうほう…」

「忘れ物をして取りに来た時に、反則だろって…キスされた//」

あの時を思い出すと、ドキドキして止まらなくなる。

「なーるほどね」

「そ、それでね…今朝……翔也くんにもキスされたの//」

「は、はぁぁぁぁ?!」

「だから、静かに!」

「「すいません!」」

怒られたの二回目…
二度あることは三度あるから気をつけないと。

「なんで?!」

「それが、昼休みに告白されて…あ、断ったけど……」

「やっぱり、希美のこと狙ってたか~」

「いや、そんなんじゃないと思うけど…」

「モテるね~、希美は」

「いやいや!しかも、先生がなんで私にキスしたかわかんないし…」

「あのね、好きじゃなかったらしないでしょーよ!しかも、あの堅物の先生だよ?」

堅物って…でも、なんかそう言われちゃうと期待してしまう。