「びっくりしたけど、大丈夫」
「いつか振り向かせてやるからな?んじゃ、行くわ」
翔也くんは中庭から出ていく。
いきなりの事でびっくりした~
キスしたのは、好きだからってことだよね?
翔也くんの理由はわかったけど…
先生の理由は?
好きだからって訳じゃないよね…?
じゃあ、どうして……
「相山さん」
「…?!せ、先生!!」
「なにしてんの、こんなとこで。お昼は?」
…あ!お昼!!
千晃待ってるよ、絶対!早く戻らないと!
「パンを買いに行ったら完売してて、お昼ないんです!あ、でも千晃待ってるのでもう行きますね」
「ちょっと、待って」
そういうと、私の腕を掴み歩く。
「え、先生?!」
なぜか、ここで昨日のキスのことを思い出して恥ずかしくなる私。