が、、

「ごめんね〜、ついさっき売り切れちゃったのよ~」

…売り切れちゃったみたい
最悪だ〜今日はお昼抜き!?
朝ごはんも食べてないのに〜!!

「はぁ…」

トボトボと、一人教室に戻る私。
せっかく走ったのにな~

「希美」

声をかけられて振り向くと、翔也くんがいた。
今朝のことを思い出して、心臓がドキドキする//

「朝は、ごめん。ちょっといい?」

「あ、うん」

私は翔也くんと中庭に来た。
中庭のベンチに座るけど無言…

うぅ、気まずい…!!

しばらくして、翔也くんが沈黙を破った。

「あのさ、希美。俺、希美のこと好きなんだ」

「…え、翔也くん?!」

いきなりの告白に、体温が上昇していくのが分かる。

「俺と付き合ってく「ごめんなさい!」」

…遮っちゃった。
でも、付き合えないんだもん…私。

「やっぱり、そーだよな。悪い…」

「いや、あの…こちらこそごめんなさい」

「希美、これからも友達でいてくれるか?」

振ったのに…
翔也くんまだ私と友達でいたいって思ってくれてるの?

「もちろんだよ」

「よかった…すぐに、諦めれねーけど…希美のこと好きになれて良かった。キスしてごめんな」

…翔也くん。
最低な私を許してください。