次の日学校に行くと
「梨乃!!天ノ川学園に編入しちゃうの!?」
っと友達の麻美に言われた
麻美は私の幼なじみでもある
麻美のことは大切な友達だと思っている
「う、うん。親が借金作っちゃってさ…」
へ?っという顔をした麻美は
「だ、だからってなぜ?天ノ川学園?」
「それがね!父親が借金作った相手にお前の娘をうちの学園に編入させたらチャラにするって言われたらしいよ」
「い、意味わかんない…てか怪しい。」
「わけわかんないのよねー」
「確かにー」
いつも通りの会話なはずなのに
これが最後の会話だなんて……
何でだろ……不思議な感じ。

こうして普通の高校生活の終わりを告げた。

家に帰り部屋の荷物を片付けていると
「おい!姉貴!」
振り返ると秋斗がいた。
「なに?片付けてるんだけど」
「姉貴はこれでいいのかよ!俺は納得いかねーよ!」
「意味わかんない…別にいんじゃない?」
「だって…俺は…姉貴が……。」
「おいおい…。シスコンは辞めとけよー」
「シスコンじゃねーし!分かった!俺もお前の学校受けてやる!」
っと言って秋斗は自分の部屋に戻ってった
相変わらず…よく分かんないわー

引越し屋さんが来てダンボールを運んでもらった。
明日の朝この家を出ていく。