「麗良さんはどう思っているのかしら？」
「単なる…、夢ではないような気がする。
　本当に私、選ばれし勇者になったかもね」
「もし現実だとしたら…、麗良さんはそれを…、受け入れるつもりですか？」
「自信はないけど…、やってもイイかなぁ…って思っている。夢の中でね、千聖ちゃんから是非やってみたらって勧められたし」
「まあ、私が夢の中に出て来たのですか？」

　ちょっぴり恥ずかし気の千聖ちゃん。

「同じように純白柄でオシャレなフワフワのロングドレスを着ていて、頭にティアラを付けていた。王女様って雰囲気だったよ。千聖ちゃんはどうも、その女性と知り合いのようだった」