「想像…、付くのですか?」

 私は想像したままの事を語った。

「つーまーり、自身の不思議な力を話してしまうと特別な目で見られてしまうかもしれない。
 噂が広まって、千聖ちゃん自身がフツーに学園生活が送られないって事。だよね?」

 千聖ちゃんは目を閉じ、頭の中を整理して言った。

「まあ…、間違ってはいないですわ」
「言わない方がイイ」
「私の事は他の人たちには内緒にして頂きたいですわ。杏奈や美代子さんにも」
「オッケー、オッケー。これは2人だけの秘密だね」
「そうですわね」