誰もいない公園の適当な場所に着地して、神奈木麗良に戻る。

「疲れたー!」

 そのまま足元の芝生にデーンと座り込む私。
 ドッと疲れと汗が出て来るのだ。
 戦士に変身して魔獣と戦うと、こんなに体力を消耗するとは思わなかった。
 それに今は夏休み前だし、余計に暑さが身にしみちゃう。

 喉が渇いた!
 周りを見ても水を飲める場所は無い。
 でも近くに清涼飲料水の自販機が置いて有る。

 すぐに自販機でペットボトル入りのミネラルウォーターを買って一気に飲み始める。

 ぶはーッ! 
 カラカラの喉が潤い、スッキリとした気分!
 敷石の段差に腰を下ろして飲み続ける。