自分の吐く熱線がなかなか命中しない事に苛立ったグロリアスは目をぎらつかせ、より強烈な熱線を吐いた。
 向こうが熱線なら、コッチは光線で対抗である。

 両腕を左右水平にピーンと伸ばした私。
 両方の手のひらで光の球体が現れると、素早く胸の辺りで両拳を付き合わせる。
 光が強くきらめいたまま私は一気に両手を前に突き出して七色の光線を発射! 鮮やかに瞬く光線が宙を飛び、熱線と空中衝突!
 激しく爆発して物凄い火花が辺りに飛び散った。
 衝撃でグロリアスが後方へと飛ばされた。
 巨体が砂ぼこりを上げて激しく転げ回る。
 足をくじいたのか、直ぐには立てないようだ。