季節は夏真っ盛りの八月



お呼び出しの事件があってからすでに三ヶ月が経とうとしていた




私が冬夜を好きって気付いてから三ヶ月かぁ〜……





相変わらず冬夜の周りには女子


女子



女子………………




話し掛けるタイミングすら無くなってるよ…




「はぁ〜〜〜…」


「はい!!今日38回目!!!」


「うわ!びっくりしたぁ!!
急に出てこないでよ真理!!!何よ38回目って!!」



「あんたが上の空なだけでしょ!?
ため息の回数よ!!
何なのよ最近ため息ばかりついて!!!
なんかあったなら相談してよね!!!」



あ…


そういえばまだ真理に何も言ってないや………


最悪じゃん私……






「ごめん、真理…

あのね真理…実は私……
知らないうちに………冬夜のこと好きになってた…」





「…………はぁ!?
あんた今更何言ってんの!?!?」






へっ?????