「は!?何がよ?」
「この家出るの!!未歩をまた一人にするのも嫌だし、それになにより………
堀越冬夜がお前に何かするかも知れないだろ!!??」
「そんなこと言ったってしょうがないでしょ!?大学留年になるわよ!?」
「それもヤダ!!あぁけど、未歩が心配で勉強出来ないかも……」
ったくこの兄貴……
「心配しすぎ!!ほら、ちゃっちゃとこれ運び出すよ!!」
私がそう言うとお兄ちゃんはチラッと私の方を見てから、はぁ…、と大きくため息をつき重たい足取りで荷物を運び始めた
本当にもう……
世話焼けるんだから!!
なんか私の方がお姉ちゃんみたいだもんね……