教室に着いた瞬間にチャイムが鳴り響いた




「ふ〜セーフ……」





そう呟いて席につくと、先生がきて、いつものようにホームルームが終わった時だった





「未歩!!!!!!」



「あ、真理おはよ。」



「おはよじゃなくて!!ちょっとこっち!!」



「え、な、えぇ!?」











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私は真理にズルズルと引きずられて屋上まで来た





「真理!?どうしたの!?」



「昨日の夜渉さんから電話来たのよ!!未歩は泊まってるかって!!」



「えぇ!?嘘でしょ!?」



「本当よ!!未歩のことだから何かあったと思って一応はいって言っといたんだから感謝しなさいよ?」



「ありがとう真理!!」



「で?何があったの昨日?」










私は全てを真理に話した


犯されそうになったこと、
蒼維ちゃんがそれを指示してたこと、

冬夜が助けてくれたこと、

冬夜の家に泊まったこと…





真理はただただ頷いて聞いてくれた













「そっか…でもよかったね。全部終わって。蒼維ちゃんも学校辞めたみたいだし…」




辞めたんだ…

だから今日いなかったのか…