ピピピピピピピ…… んー…… うるさいな…… 手探りで枕元の携帯を探す。 カツっと指先に当たった それをぐっと握り 軽快に操作して けたたましいアラームを止める。 「まだ6:00じゃん……」 今日は日曜日。 昨日の私はなんでアラームを かけたんだろう。 特に用事はないのに。 「……起きよ」 ぽつりと呟き梅雨が近づく中 晴れ渡る空を見たくて ベッドから降りて 窓辺へ近づいた。