「げっ・・・ってなんだよ、げっ・・・って」

「何でも無いけど・・・逢坂がなんでいるのかなぁって」


冷や汗をかきながら云う私に逢坂は溜め息を吐きながら言う。


「俺、お前の隣の部屋だから」

「・・・・は?」


私は思わず間抜けな声を出してしまった。




「まじで?」

「まじで」

「・・・・・!」


最悪・・・と死にそうになっていたがある案が私には思いついた。

最悪どころか最高の案が。



「逢坂!突然だけど私の部屋の掃除とあと、ご飯も作って!」

「やだ」

「・・・作って掃除して」

「やだ」

「何でもするから・・・」

「・・・・・」


逢坂は険しい顔をしつつも遂に折れたようで「お前も手伝えよ」と言った。

「やったー!」とか「ウェーイ」とか言う私の服の裾を逢坂はズルズルと引っ張って行った。