嵐はどんどん酷くなり船は海の底えと進んでゆく。



俺は必死になってしがみついているだけ。



でも、それは海に落ちる抵抗の一つにもならない。



俺は海に落ちた。



レオ
「 ......ッ...」



海に沈んで行く俺の体、沈むと共に意識が遠のいていった。──────