小学校に行く途中、
『なんで胸元押さえてるんだ?』
「え…なんでもないよ」
『いいから見せろってっ!!』
「やだっっ!!」
アタシはまた泣いた。
徹は羽織ってたジャージをアタシにかけた。

小学校に着くなりアタシは全てを話した。
「わぁぁんっ」
アタシはただ徹の胸の中で泣くしかなかった。
怖くて、痛くて…。
なんでアタシなのかって。
アタシは笑顔を見せる事はなくなった。
見せるとしたら作り笑い。
アタシは暗闇に落ちてしまった…。