「…くっ。ひっく」
涙が止まらないよ。
『何があった?』
いつになく真剣な声。
「何が起きたか分かんないよぉ。なんでアタシなの…?」
『誰にやられた?』
「…っ知らない族」
素直に答えるアタシが居る。
『まず地元に帰って来い。』
「やだっ!服が…『いいから帰って来い!!分かったな?』
アタシは帰る事を約束した。
9時50分、アタシの地元に帰ってきた。
目の前に徹の姿がそこにはあった。
「徹っ」
アタシは笑顔を作ったけど涙が頬を伝う。
『まず小学校まで行くぞ』
そう行って支えながら歩いてくれた。