8月20日。
9時に寿司屋のバィトが終わって余裕があったから自転車を引っ張りながら駅に向かった。
「駅に着いたら連絡しなきゃなぁ」
徹に早くメールしなきゃな。
笑顔になるアタシがいる。
でも…
『ねぇ』
「…はぃ?」
今日アタシに笑顔はなくなった。
『ちょっと俺らと付き合ってくれねぇ?』
明らかに怖い族が3、4人がアタシを囲んだ。
「えと…急いでるんで…」
『いいからコッチ来いやぁ』
誰も居ない場所に連れて行かれるアタシ。
一体何が起きているのか分からなかった。
これからされる事さえも分からないでいた。