そんな日向があたしは大好きで、こうして触れ合っているときが本当に幸せなんだ。



「ねえ日向、あたしはずっとそばにいるからね」



たったひとりの家族。


あたしたちを生んでくれた両親はもういないけど、せめて日向が甘えられる家族であれるように、姉として、母として、日向を守っていかなくちゃいけない。


でもね、日向。


日向のパパとママは、本当に優しくて温かい人だったんだよ。



「カノカ、しゅき」


「あたしも日向、大好き!」



これまでも、これからも、過去も、未来も、今も。


あたしたちを繋ぐ糸が切れないように、手を離さずにいよう。



そしてガーディアンのみんなと出逢えた運命を大切に。


この奇跡を、心に刻んで。



「……さて、ガーディアンの本気、見せなくちゃね」



負けるわけにはいかない戦いが、またはじまる───。