全生徒が強制参加のガーディアン祭。


あたしたちガーディアンは最後の砦として、決勝戦まで勝ち上がってきた三組と戦うことになる。


普通なら最後に残るのはマスターコースじゃないの?と思うかもしれないけれど、これがそうでもないのが有栖川学園の面白いところ。


ガーディアン祭の勝負は少し特殊で、ゲーム方式の戦闘と定められているんだ。


たとえば初戦、ワンブロックのゲーム内容は〝オセロ〟。


そして準決勝、ツーブロックのゲーム内容は〝クイズ〟。


こういった知識系のゲームもあれば、準決勝スリーブロックのように〝バスケ〟といった肉体系のゲームでもいい。


ようは〝ルール〟が定められたもののなかで、いかに実力を発揮できるかが問われるわけだ。


だから、コース関係なく得意分野なら勝ち上がることも可能だし、逆にカリスマレベルでも苦手なものは負けてしまう可能性もある。


つまりなにがおこるかわからないのがガーディアン祭なんだよね。