少し離して見てみると、同年代くらいの男子の写メ。

しかも、優しそうな爽やかイケメン。


「誰?」

「同中だった友達がね、紹介してくれるんだって!午後から遊びに行くんだぁ~っ。あたしにもイケメンの彼氏できちゃうかもよ!どうする?」

「本当?よかったね」

「ありがとうっ!応援してくれてもいいよ!」

「うん」

「あははっ、じゃーね、先行く!」


始終笑顔で、仁奈は楽しそうに、跳ねるように駆けていった。

本当に嬉しいみたい。

いい人だといいな。