新撰組と闇を抱える少女

松原が私の体に手をかけようとした時だった


『そこまでだ!
松原お前は今何をしようとしてるのか分かっているのか?
お前は自分の上司である龍星を貶めようとしているのだぞ?
お前は切腹をしたいのか?
おい!
総司
松原を蔵に閉じ込めとけ』


『はぁーい
分かりましたよ』


松原は総司の手によって蔵に連れていかれたのだ
『さぁー
龍星
お前が誰か教えて貰おう』


土方が黒い笑顔で笑いかけてきた


『分かりました
私の事について話します』


..............................



『私の本名は櫻井旬と言います
性別は女です
でもこれからも男として4番組組長でいさせてください』


私は生まれて来てから初めて頭を下げた


『旬君
分かった
この事は幹部の中だけの秘密としよう
これからもよろしくね
旬君』









これで旬の事件は終わったのだ







私が女とばれて何日かたった


私は男として4番組組長をやっていた


隊士からは信用されるようになっていた


私は時々でも視線を感じる


きっと女と分かったから土方が監視をつけているのだろう


私はきずかないふりをしている


ある日道場で隊士に教えていると


総司がやって来た
『龍星さん
土方さんが呼んでいますよ』


『分かった
おい!
松原!
少し変わってくれないか?』


あの事件の後松原は土方にこっぴどく怒らて帰ってきた


そして私に謝って女と言う事を言わないから4番組にいさせてくださいと行ってきたのだ


私はそんなに怒ってないから松原を4番組に戻してやった


あれから松原は私の1番信用出来る部下になった


私は後の事は松原に任せて沖田と土方の部屋に行った
土方の部屋には1人の可愛い女の人がいた


私は総司と一緒に座った


それを見た土方は喋り出した


『こいつは今日から新しい女中になった花蓮だ
皆仲良くやってくれ』


そう言ったら花蓮さんが話し出した


『花蓮どす
まだまだ新人どすけど宜しくお願い致します』


そう綺麗な声で話し出した


『あぁー
言い忘れるところだった
龍星
女中には知ってもらったほうがいいと思うから言うけど良いよな?』


私は迷わずに答えた


『良いですよ』


『花蓮
こいつの名前は山本龍星
女だ
これは極秘だから誰にも言うなよ
同じ女同士仲良くしろよ
じゃあ龍星
花蓮を案内してやれ』


『分かりました』


私はまだ知らなかった








私が選んだこの道が自分を壊して行くなんて...





それは突然の事だった


私は花蓮さんを台所に案内をしていたら


花蓮さんから話しかけてきた


『貴方は誰が狙いで壬生浪士組に入ったんだ?
さっさと辞めてくんない?
マジでお前邪魔何だけどw』


それは本当に花蓮さんの声かと思うほどの


低い声で...