「じゃあ、祐奈と亜子ソプラノ。」 祐奈の名前とともに私の名前が呼ばれた。 ソプラノ…、 一番レベルが高く、表現や声量などが必要になるパート。 「出来るよね?」 先生からのプレッシャー。 祐奈の反応を伺ってみると、 「分かりました。」と、迷いなく答えた。 私も負けじと「分かりました。」と答えた。