情報提供してくれた女子から聞いたと言うワケにもいかないので、

とりあえずリカの口を割らせなければいけない。


後日、
それとなくリカに好きな人いる?
と聞くと、

うん…、野球部…

とまで答えたので、

そこからは簡単だった。
問い詰めていくと、
いとも簡単に彼女はゲロった。

『ナオキ君、カッコいいよね。』

初めて彼女の口から
その名を聞いた瞬間、

それは心臓にブスリと突き刺さった。