当時はストーカーなんて
言葉もなく、むしろ
『情熱的でカッコいい』
とされたのだ。


もちろん、
リカは一切口を
聞いてくれなくなった。


学年で、
俺のリカへの恋を知らない人は
居なかったらしい。

そもそも
俺はナオキにバレてから、
隠そうとしなかったし
(その時点で嫌われてた)、


それが益々明るみに出て、
教師もホドホドにしとけよ、
と失笑しつつも
軽く釘をさしてきた。

周りはフザケてだけど、
頑張れよ!と、
後押ししてくれた。

お調子な俺は、

そうだな、まだ諦めないよ!

と、
もう一度アタックする事を決意した。


リカの事を好きだなんていいながら、
リカの事なんて一つも考えてない。

俺は、ひとりよがりの、

どうしようもない厨二野郎だった。