部活は夏で終わった。

クラスの違うリカとはどんどん
接点が少なくなっていく。

でも、
俺のリカへの想いは
募るばかりだった。

下校時、
下駄箱を見てリカが帰ってるか確認すると図書室へ行って時間を潰し、

放課後の自習をしながら校門にリカの姿を探した。

もう、
その姿を目にするだけで良かった。
嬉しかった。

ウチに帰れば、
リカの声が聞きたくなった。

でも、きっと嫌われてる。

そんな時、

後輩の女子から電話がある。