たまにリカから
電話がかかってきて、

ナオキの相談を受ける。
あまり順調ではなかったのだろうけど、

子供な俺は、

付き合う=幸せ、

だと信じていたので
リカの不安が
よくわからなかった。

ただ彼女が、

ドリカム編成の時の方が楽しかったね、

と漏らした言葉が、

嬉しいのか悲しいのか分からず、

受話器を置いて、

一人泣いた。