すると、沢田はさらにうつむいた。
とりあえず着替えてくるまで俺は……
「………………って………………」
「は?」
今の声、沢田……?
なんか、すげぇ怒ってるように聞こえたんだけど。
「あんたなんかと話すことはなにもないの!帰って!」
聞いたことがない沢田の叫び声と共に、俺は外に追い出された。
「おい、沢田!」
外に出されても、沢田の名前を呼ぶ。
もちろん、返事はない。
そのかわりに聞こえてきたものは、沢田の助けを求めるような叫び声。
ただ、泣きわめくように叫んでいた。
俺が助けてやりたいのに。
沢田の一番の味方になりたいのに。
どうしてお前はそこまで俺を嫌うんだ……?
信じてくれないんだ……?
俺は、絶対にお前を裏切ったりしないよ。