『お前の精霊剣、他の奴らが持っている精霊剣とは違うようだ』
『気がつくのが早いわね、この剣はアジュール。どういう力があるのかは、自分で確かめなよ』
さっきの私との行動や早さとは違い、シアンはどんどんアクに向かっていく。
「これが、シアンの力なの?」
意識がチェンジしても、私は肌でシアンの力を感じることが出来た。
シアンが私の代わりに闘ってくれている。
ううん、違う。
私とシアンは、一緒に闘えてる。
シアンは、アジュールに手をかざし自分の力をアジュールに注ぐ。
『なんだ……?』
『赤き精霊よ、我の剣に封印されしその力を剣の一部とせよ』
シアンの呼び掛けと同時に、アジュールは赤き剣へと変わる。
『精霊剣よ、新たな剣とし我に力を貸し与えよ!』
シアンは、アクに向かってアジュールを向ける。
『っ!』
『灼熱の烈火(しゃくねつのれっか)!』
アジュールを地面へと突き刺し、炎の力を地面へと送り、アクの周りにはたくさんの火柱が立ち並ぶ。
『ちっ……、これがあいつの力か』
『灼熱の炎に焼かれろ!』
シアンは、火柱を操りながら逃げるアクを追う。
『そんなもので、俺を倒せると思っているのか?』
アクは剣を振りかざし、火柱をどんどん切っていく。
『まさか、シアンの力がここまでだとはな。少し油断していたよ……』
どんどん火柱を斬って行くアクだが、火柱の数はどんどん増えていく。
『きりがないな……』
その時、シアンは火柱を利用してアクの背後へと回り込む。
『しまったっ!』
シアンは、アジュールを振り上げる。
『これで、終わりだ!』
アクの頭に向かってアジュールを振り下ろした時――。
『なーんてね』
「え?!」
アクは微かに笑みを浮かべると、急に私たちの前から居なくなった。
「き、消えた?」
『いや、まだ気配は残ってる!』
シアンは、辺りを見回す。
『あー、危ない危ない。もう少しで真っ二つになるところだったよ』
『くそ……』
あと少しで倒せたのに、あの一瞬でどうやって?!
『気がつくのが早いわね、この剣はアジュール。どういう力があるのかは、自分で確かめなよ』
さっきの私との行動や早さとは違い、シアンはどんどんアクに向かっていく。
「これが、シアンの力なの?」
意識がチェンジしても、私は肌でシアンの力を感じることが出来た。
シアンが私の代わりに闘ってくれている。
ううん、違う。
私とシアンは、一緒に闘えてる。
シアンは、アジュールに手をかざし自分の力をアジュールに注ぐ。
『なんだ……?』
『赤き精霊よ、我の剣に封印されしその力を剣の一部とせよ』
シアンの呼び掛けと同時に、アジュールは赤き剣へと変わる。
『精霊剣よ、新たな剣とし我に力を貸し与えよ!』
シアンは、アクに向かってアジュールを向ける。
『っ!』
『灼熱の烈火(しゃくねつのれっか)!』
アジュールを地面へと突き刺し、炎の力を地面へと送り、アクの周りにはたくさんの火柱が立ち並ぶ。
『ちっ……、これがあいつの力か』
『灼熱の炎に焼かれろ!』
シアンは、火柱を操りながら逃げるアクを追う。
『そんなもので、俺を倒せると思っているのか?』
アクは剣を振りかざし、火柱をどんどん切っていく。
『まさか、シアンの力がここまでだとはな。少し油断していたよ……』
どんどん火柱を斬って行くアクだが、火柱の数はどんどん増えていく。
『きりがないな……』
その時、シアンは火柱を利用してアクの背後へと回り込む。
『しまったっ!』
シアンは、アジュールを振り上げる。
『これで、終わりだ!』
アクの頭に向かってアジュールを振り下ろした時――。
『なーんてね』
「え?!」
アクは微かに笑みを浮かべると、急に私たちの前から居なくなった。
「き、消えた?」
『いや、まだ気配は残ってる!』
シアンは、辺りを見回す。
『あー、危ない危ない。もう少しで真っ二つになるところだったよ』
『くそ……』
あと少しで倒せたのに、あの一瞬でどうやって?!