【ラース】
『まったく、エンヴィーは何処に行ったんだ?』
エンヴィーがアクにルル様のことについて報告しに行ってから、ここ数日エンヴィーの姿を見ていない。
あの子が一人で外に出るとも考えられないし……。
いったい、何処に行ったというんだ?
あの後、エンヴィーの報告を受けたアクは、ルル様の部屋に来られた。
そして、ルル様の様子を伺ったあとグリードを連れて部屋から出て行った。
ルル様を一人にするわけにも行かなかった私は、ここずっとルル様の傍にいる。
最近のルル様は、体調が戻られているのかぐっすりと眠っていた。
だけど、変わったことと言えば一つだけ。
ルル様の背中に第2のヴィーナスの証である羽が生えたことだ。
もちろん、私やグリードだって驚いていた。
まさか、アクの言う通りここまで順調に作戦が進んでいると思っていなかったからだ。
でも、その日からエンヴィーは姿を見せてくれない。
部屋まで様子を見に行っても、部屋には帰っていない。
スロウスやラストに聞いても『見ていない』と返って来ただけ。
『なぁラース』
『なんだ。グラトニー』
私は、イライラしながらグラトニーを睨みつける。
『まったく、エンヴィーは何処に行ったんだ?』
エンヴィーがアクにルル様のことについて報告しに行ってから、ここ数日エンヴィーの姿を見ていない。
あの子が一人で外に出るとも考えられないし……。
いったい、何処に行ったというんだ?
あの後、エンヴィーの報告を受けたアクは、ルル様の部屋に来られた。
そして、ルル様の様子を伺ったあとグリードを連れて部屋から出て行った。
ルル様を一人にするわけにも行かなかった私は、ここずっとルル様の傍にいる。
最近のルル様は、体調が戻られているのかぐっすりと眠っていた。
だけど、変わったことと言えば一つだけ。
ルル様の背中に第2のヴィーナスの証である羽が生えたことだ。
もちろん、私やグリードだって驚いていた。
まさか、アクの言う通りここまで順調に作戦が進んでいると思っていなかったからだ。
でも、その日からエンヴィーは姿を見せてくれない。
部屋まで様子を見に行っても、部屋には帰っていない。
スロウスやラストに聞いても『見ていない』と返って来ただけ。
『なぁラース』
『なんだ。グラトニー』
私は、イライラしながらグラトニーを睨みつける。