そう、今の私は一人じゃない。

私には、お姉様やグリード、プライドたちが居てくれるから。

『お願いしますアカツキ様、お姉さんやグリードを助けてください!』

『……分かった。必ず助ける』

『ありがとう、ございます……』

私は、隣で寝ているプライドに目を向ける。

『プライド……、早く元気になってね……』

起きたらちゃんと言いたい。

こんなお姉ちゃんでごめんなさい。

こんな私を守ってくれてありがとう。

一人だった私の隣に居てくれてありがとうって。