☆☆☆
自室で着替えを終えたあたしはスマホにメールが届いていることにきがついた。
今友達と連絡を取り合う気分ではなかったけれど、確認してみる。
メールは結菜からだった。
《野乃花、よかったね! 和に告白するの?》
そんな文章にため息を吐き出す。
昼間あんなノロケ話を聞かされたのに、結菜はもう忘れてしまったのだろうか。
《できるわけないじゃん》
そう打って、すぐに返信した。
なにもかもやる気が出なくてリビングでテレビでも見ようと思ったとき、今度は結菜から着信があった。
「もぉ~、今度はなに?」
うんざりしながら電話に出ると、結菜の元気な声が聞こえて来た。
『野乃花、なんで告白しないの?』
突然そんな質問をされて、あたしは大きくため息を吐き出した。
デリカシーがないとは、今の結菜の事を言うのだろう。
「昼間結菜だって聞いたでしょ? 和には好きな人がいるんだって」
自分で言いながら自分の胸が痛むのがわかった。
こんな事を言わせるなんて、結菜って本当は性格悪い?
『何言ってるの。昼間のあの会話なら和は野乃花の事が好きに決まってんじゃん!!』
笑い声を上げながらそう言う結菜に、あたしはキョトンとしてしまった。
「え? 何言ってるの? そんな事和は一言も……」
自室で着替えを終えたあたしはスマホにメールが届いていることにきがついた。
今友達と連絡を取り合う気分ではなかったけれど、確認してみる。
メールは結菜からだった。
《野乃花、よかったね! 和に告白するの?》
そんな文章にため息を吐き出す。
昼間あんなノロケ話を聞かされたのに、結菜はもう忘れてしまったのだろうか。
《できるわけないじゃん》
そう打って、すぐに返信した。
なにもかもやる気が出なくてリビングでテレビでも見ようと思ったとき、今度は結菜から着信があった。
「もぉ~、今度はなに?」
うんざりしながら電話に出ると、結菜の元気な声が聞こえて来た。
『野乃花、なんで告白しないの?』
突然そんな質問をされて、あたしは大きくため息を吐き出した。
デリカシーがないとは、今の結菜の事を言うのだろう。
「昼間結菜だって聞いたでしょ? 和には好きな人がいるんだって」
自分で言いながら自分の胸が痛むのがわかった。
こんな事を言わせるなんて、結菜って本当は性格悪い?
『何言ってるの。昼間のあの会話なら和は野乃花の事が好きに決まってんじゃん!!』
笑い声を上げながらそう言う結菜に、あたしはキョトンとしてしまった。
「え? 何言ってるの? そんな事和は一言も……」