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結局、どこへ行くか決めることはできなかった。
だけどいくつか自分の行きたい場所と、和が好きそうな場所をピックアップしてきた。
行き場所に困ったら、その場所に誘えばいいんだ。
馴れないワンピースとハイヒールに躓きそうになりながら、あたしは待ち合わせのコンビニまで来ていた。
外はとてもいい天気で、少し歩くだけでも汗が滲む。
今日はあまり外を歩き回らない方がいいかもしれない。
せっかくの服が汗まみれになってしまう。
なるべく影を歩いて行く方法がないだろうかと考え始めた時、ガラスの向こう側に和を見つけてあたしの思考回路は停止した。
和はジーンズにTシャツというラフな格好だったが、それがとてもよく似合っていた。
「カッコいい」
思わずそう呟く。
和はそんなあたしに不思議そうな視線を向けながらコンビニへと入って来た。
女性店員さんが和に気がつき、あたしの時よりも少し高い声で「いらっしゃいませ」と言うのが聞こえて来た。
「おはよう」
和が片手を上げてあたしに近づいてくる。
一気に緊張が駆け抜けてあたしは和と目を合わせる事もできない。
結局、どこへ行くか決めることはできなかった。
だけどいくつか自分の行きたい場所と、和が好きそうな場所をピックアップしてきた。
行き場所に困ったら、その場所に誘えばいいんだ。
馴れないワンピースとハイヒールに躓きそうになりながら、あたしは待ち合わせのコンビニまで来ていた。
外はとてもいい天気で、少し歩くだけでも汗が滲む。
今日はあまり外を歩き回らない方がいいかもしれない。
せっかくの服が汗まみれになってしまう。
なるべく影を歩いて行く方法がないだろうかと考え始めた時、ガラスの向こう側に和を見つけてあたしの思考回路は停止した。
和はジーンズにTシャツというラフな格好だったが、それがとてもよく似合っていた。
「カッコいい」
思わずそう呟く。
和はそんなあたしに不思議そうな視線を向けながらコンビニへと入って来た。
女性店員さんが和に気がつき、あたしの時よりも少し高い声で「いらっしゃいませ」と言うのが聞こえて来た。
「おはよう」
和が片手を上げてあたしに近づいてくる。
一気に緊張が駆け抜けてあたしは和と目を合わせる事もできない。