和に家まで送ってもらったあたしは、すぐに自室に入ってベッドにダイブした。


和とデートしてきた。


日曜日にもデートに誘われた!


その事実が頭の中でぐるぐると回転している。


顔は自然とにやけて、枕に顔をうずめて足をばたつかせて喜ぶ。


今の自分の気持ちをどう表現すればいいのか、あたしにはわからないくらいに幸せを感じていた。


しばらく1人でバタバタと喜んだ後、あたしは結菜に連絡を入れていた。


今の気持ちを理解してくれるのは結菜だけだ。


メールでは気持ちが通じにくいと思ったので、電話をかけることにした。


『もしもし?』


2コールくらいですぐに結菜が電話に出た。


結菜もあたしからの連絡を待っていたのかもしれない。


「結菜!?」


『そうだよ、デートどうだった?』


「もう最高だよ!!」


あたしはまず今日のデートについて結菜に話した。


話しながら次々と和の笑顔を思い出して、顔がほてってくるのを感じる。