「あたしは……1人になるのが怖くて! みんなから変な子って言われるのが嫌で! だから……!!」


「わかってるよ」


聖也はそう言って、あたしの頭を撫でた。


「だけど、こうして仲間に会えたよな」


聖也がとても穏やかな口調でそう言うから……。


気が付けば涙が流れていた。


「人とは違う。だからこそもっと深い絆で結ばれるんだよな」


「でも……っ!」


あたしが好きなのは聖也じゃない。


和だ。


言葉にならなくて子供のように嗚咽を漏らす。