☆☆☆
数日後。
学校が休みのこの日、あたしは結菜と2人で買い物に行く予定にしていた。
最近買ったばかりの白いトップスにジーンズスカートを着て、家を出る。
聖也と出会って番号札に敏感になっていたあたしだけれど、聖也を離れてからはまた以前と同じように見て見ぬふりができるようになっていた。
偶然見てしまった番号札にも知らん顔ができる。
今までもそうやって自分の心を守って来たのだ。
「野乃花、こっちこっち!」
待ち合わせ場所のショッピングモールの前に来ると、結菜が手を振っているのが見えた。
ピンクのワンピースに白いカーディガン。
ガーリーなファッションだ。
「おはよう結菜」
「おはよう。って、もうお昼だけどね」
スマホで時間を確認する丁度12時になった所だった。
数日後。
学校が休みのこの日、あたしは結菜と2人で買い物に行く予定にしていた。
最近買ったばかりの白いトップスにジーンズスカートを着て、家を出る。
聖也と出会って番号札に敏感になっていたあたしだけれど、聖也を離れてからはまた以前と同じように見て見ぬふりができるようになっていた。
偶然見てしまった番号札にも知らん顔ができる。
今までもそうやって自分の心を守って来たのだ。
「野乃花、こっちこっち!」
待ち合わせ場所のショッピングモールの前に来ると、結菜が手を振っているのが見えた。
ピンクのワンピースに白いカーディガン。
ガーリーなファッションだ。
「おはよう結菜」
「おはよう。って、もうお昼だけどね」
スマホで時間を確認する丁度12時になった所だった。