10年後

「美優!」

「麻結!久しぶり!」

「久しぶり〜!元気そうじゃん〜」

「ふふっ麻結もーっ」

「お腹大きくなったねー」

私は子供がお腹にいる。優希くんとの子供。もーすぐ予定日だから今は病院に入院してる。

「女の子だって〜もーすぐ私もママだよー 歳感じる笑」

「優希くん仕事いそがしそうだねっ」

「うんっでも毎日早くに仕事おわらせて来てくれてさ優しいのは全然変わってないんだよー」

「あの日から美優も変わったしね」

「そーだね、、」

「じゃあたしもういくねっ体調気をつけて!」

「うん!麻結もね!」

ふぅ、、ちょっと歩こうかな。ずっと座ってるのもね。

「よっしょ」

壁を伝って廊下を歩いてると前から同じように妊婦さんが歩いてきた。

向こうも私に気がついてニコッと笑って会釈してきた

「お腹大きいと大変ですよね」

「ですねーっもーすぐ予定日でちょっとびびってます」

「わたしもです!やっぱこわいですよね」

「よかったらそこ座って話しません?同年代のママ友ですしっ//」

「はいっ話しましょ!ママ友ですもんっ」

目を見合って2人とも吹き出す

「ママ友ってなんか歳感じるー笑」

「ねーっ笑」

「私、美優です 25歳」

「私は愛佳です!25歳っ同級ですね」

「じゃあタメで!よろしくね愛佳ちゃん」

「よろしく!」

その後座ってたわいもない話をしてると愛佳ちゃんを呼ぶ声が聞こえた。

なんかどっかで聞いたことある声だな、、。

「お前急にいなんなんなよっ心配したわ〜」

「駿っごめん!」

え、、?駿って、、

びっくりして上を向くとすこし大人びた駿がいた。

向こうも気がついた。

「美、、優か?」

「あっ知り合いなの?」

「いやっ高校の、、」

愛佳ちゃんの頭の上にはハテナマークがたくさんあった

「久しぶり。駿」

「久しぶり。赤ちゃんできたんだな」

「うん。そっちも。」

「愛佳ちょっと話したいことあるから先戻っててくんない?」

「あっうん!じゃあ美優ちゃんまた今度!」

「うん!」

愛佳ちゃんがいたところに駿が座る

「俺あの日美優に振られて今まで自分がしてきた事反省してさ。今では愛佳がいて、子供もできた。」

「うん。昔と全然違ってびっくりしちゃった笑昔はどーしようもない男だったのに」

「おまっ、それはひでー笑」

「はははっそのとおりだしー笑」

「美優。ありがとう。」

「うん。愛佳ちゃん幸せにしてあげなよ?」

「おう。お前も、幸せにな」

駿にとっても私にとってもあの別れはよかったんだ。

駿も幸せそうで、よかったっ

また愛佳ちゃんと、おしゃべりしよーっと!

私は病室で愛する人の訪問をまつ。

今日はたくさん話すことあるやっ

「美優!遅くなってごめん!」

「遅くって10分だけじゃん笑」

「10分もだよ!」

「はいはい笑」

「美優今日いいことあった??」

「どうして?」

「どうしてって、、すごい笑顔だから」

「ふふっちょっとこっち来て?」

「ん?」

近付いてきた優希くんを抱きしめた。

「美優?!//」

「私幸せ!!」

ほんとにそう思うよ。

end