そんな私、" 一恵(カズエ) " は親友の安奈(アンナ)と、こんな事を話していた。


私「私もう勉強したくない〜。

とにかく働いてお金が欲しいなぁ」


安奈「私も進学は全く考えてないよ。

今日もマック寄る?」


高校3年生になり、進路でピリピリしてる空気の中、何も考えていないだらけた日々を送っている一恵と安奈は最近、マックに立ち寄ってガールズトークをするのが日課だった。


私「私もうお金ないよー。

レストランのバイトの給料日まであと10日もあるからしばらく無理…」


私はホテルの中華料理レストランのホールスタッフでアルバイトしていた。

高校生の給料なんて月に5万円もらえたらいい方。

当時私には学年が1つ下の彼氏もいたので
交際費や携帯代ですぐになくなったのだった。





この後、私は新たな世界の扉をあけることになる。