夏希ちゃんは泣きながら借用書に自分の名前と実家の住所を書き込み、朱肉をつけて押した。



私はどうして付き合っているのに
彼女に借用書なんか書かせるんだろうと
不思議に思っていた。




そして驚いたのが借用書に書いてあった金額だった…。









私「よっ40万…!?」



どうやったらこの金額になるのか
私には不思議でたまらなかった。




そのまま夏希ちゃんな泣き崩れ、
他のお客さんの視線が凄かったのか、
恋夜は夏希ちゃんをお店の外に引きずり出された。


借用書を書きてる夏希ちゃんの隣に立っていたホストがこう言った。



ホストA「しょーがないね。

ちゃんと払ってもらうための信頼書だよ」


ホストB「なっちゃんこの前かなりシャンパンおろしてたもんな。」



シャンパン…




40万…










大丈夫。










私は…そんなこと…



あ、有り得ないわ…















最初はそう思ってた。