車から降り、校門をくぐると


「うわぁ。きれい。」


たくさんの桜の木が並んでいた。


そしてその木からは桜の花がヒラヒラと舞い落ちていた。


一枚手に持ってみると、なんだか切なくなってきて。


「寂しいね、桜も。」


これからどんどん散っていくだろう。


「またね」


桜にバイバイした後は下駄箱に向かう。


この学校は下駄箱にクラス表がすでに貼ってある。