教室に行くと
いつものように騒がしい雰囲気がでていた

「お!やっときた」
そう言い話しかけてきたのは
やたらとしつこい男子
名前は新太(アラタ)

噂では私のこと好きみたいなことが…
まぁそれはいいとして…!

「おはよ」
私は呆れているように挨拶をする

「挨拶してくれた〜!
なぁなぁ俺今日ペン忘れたから貸してくんね?」

「ダメって言ったらどーする?笑」
私は面白い風に聞き返した

「えっ…、んー…キスする」

(えっ)

「は、はっ?!」

「なんてな笑笑」

「えっ?」

「冗談だよ笑」

「びっくりしたー…笑」

まぁこんなやつだけど面白くて結構いいやつ のはず…

「あっ!そういえばね…」

「ん?」
新太は不思議そうな顔をして
言ってきた

(こ、これは言っていいのだろうか…)
と私の心の中で思っているけど…

私は朝のあの運命的な出逢い?のことを新太に言おうか迷っていた

「なに?どーした?」
と新太は更に聞いてくる

(ここまできたら言うしかないか…
でも…新太もし私のこと好きだったって噂が本当なら…がっかりしないかな…)

「そういえば…」
「うん」

(あーー!!どうしよ)

「や、やっぱなんでもない笑」
私は断った

(新太しつこく聞いてくるだろうな…)

「ふーん、そう」

(え。)

「あ。うん」

新太…いつもとすこし違う…?