次の日、久しぶりの学校、久しぶりの太陽との登校だった。

「太陽、あのね。」


「うん、」

「あお、ちゃんとゆりかと話してくるから。頑張る。」

「うん、お前ならできるよ。ゆりかときちんと話してきな。」


そういって、ポンポンと頭を叩いてくれた。

太陽の大きな手。やっぱり安心するなぁ。



「ありがと。太陽にそうやって言われたら勇気湧いてきた‼︎」

「おぅ‼︎なら、帰り久しぶりにデートしよーな‼︎」


「うん!」



「んじゃ、また放課後‼︎」


「楽しみにしてるね‼︎」

よしっ。ゆりかときちんと話そう。


ゆっくり、ゆっくり、教室に向かった。