「今日も相変わらず先輩、かっこいいなぁ♡」


「バーカ、そんな女子力0のお前なんか相手にしてくれるわけないだろう⁉︎」



「う、うるさい。そう言う涼は好きな人いるの⁉︎」



「おれ⁉︎いるよ、彼女。」


「え⁉︎いるの⁉︎え、だれだれ⁉︎いつから⁉︎」



「お前なんかに教えるかよー。んじゃ、俺彼女待たせてるから。」


涼はその場を走り去った。


そ、そうだったんだ。


ーーズキンズキン。



胸が痛い。